NHK料金について

NHK料金とは

NHKを視聴できる場合は受信料を支払わないといけないと、放送法で定められています。
家にテレビがある場合はもちろん、カーナビでテレビが視聴できる場合もNHK受信料を支払う義務があります。
テレビ台数ではなく、一世帯での契約となるので、家にテレビが2台あって、カーナビが2台あったとしても、一契約です。

家を2つ持っている場合は2契約必要となります。
その場合、家計が同一である証明をすると、2つ目の契約は半額となります。

ちなみにホテルや病院などの、不特定多数の人が視聴できるテレビの場合は1台毎の契約が必要だったりします。

NHK料金を支払わないとどうなる?

NHK料金を支払わなくてもNHKは視聴可能です。
しかし、NHKのBSは画面の左下に支払いをお願いするメッセージが表示されます。
時間帯によっては出ないこともありますが、視聴するには邪魔ですね。



NHK料金を支払わないことによる罰則はありません。
ですので、契約をせずに支払いをしなかった場合には特に罰則はありません。
しかし、契約をしているのに支払わなかった場合には、裁判を起こされ未払い分の支払わなければならなくなることもあります。

また、2023年4月からTVを設置してからNHK契約をしていなかった期間は、NHKは倍の割増料金を請求できるようになりました。
つまり、合計3倍の金額を支払わければならなくなります。

しかし、実際にはTVの設置した日の証明が難しいことから、現実に請求されることはあまりないであろうと予想できます。

地上波契約とBS契約

NHK料金には2種類あります。
地上波料金と、BS料金です。
地上波しか視聴できない家では地上波料金のみを支払う必要があります。
BSを視聴できる家では地上波料金とBS料金を支払う必要があります。

BSしか視聴できないということは基本ありませんので、BS料金のみを支払うということは出来ません。

ケーブルテレビ加入者の多くはBSも視聴できます。
しかし、地上波料金のみを支払っており、BSは視聴できるが支払っていない方は多くいらっしゃいます。

割引制度

家族割引

同一生計で離れて暮らす家族や別荘などを対象に、受信料額の半額を割り引く制度です。
同一生計である証明が必要となります。

障がい者割引

以下の通りです。NHKサイトより引用。
簡単に言うと家族の中に障がい者がいて、世帯が収入が低い場合には無料。
契約者が2級以上の身体障害、1級の精神障害の場合は半額となります。

【全額免除】
世帯構成員のどなたかが、障害者の手帳(身体障害者手帳、療育手帳(または判定書)、精神障害者保健福祉手帳)のいずれかをお持ちで、かつ、世帯全員が市町村民税非課税の場合


【半額免除】
次のいずれかにあてはまる方が、世帯主でかつ受信契約者の場合
*視覚・聴覚障害者(身体障害者手帳をお持ちの方)
*重度の障害者
 ・身体障害者手帳:1級または2級
 ・療育手帳(または判定書):「最重度」または「重度」に相当する記載
 ・精神障害者保健福祉手帳:1級

団体一括支払いとは

NHK地上波・BS料金をケーブルテレビを通して払うと受信料が割引になる制度です。
地上波料金のみの場合は団体一括支払いは利用できません。
また、上記の割引制度と併用可能です。
半額になった上で、団体一括支払いの割引を受けられます。

NHK料金一覧

支払いコース2ヶ月払い6ヶ月払い12ヶ月払い
地上波のみ2,450円7,015円13,650円
地上+BS4,340円12,430円24,185円
団体一括支払い4,040円11,515円22,340円

団体一括支払いの注意点

現在地上波料金とBS料金を支払っているお客様が団体一括支払いをすると割引がかかってお得になります。
しかし、地上波料金しか支払っていないお客様に、お得になるからと団体一括支払いの契約をもらったとしたら、今まで払っていなかったBS料金も支払うことになるので、高くなってしまいます。

これによりクレームにつながることも多く、お客様がすでにBS料金も払っているかどうかをチェックすることは非常に重要です。

お客様の通帳のNHK料金と、上記の料金表とを見比べ、BS料金も払っている場合にはお得になるとオススメしましょう。

もちろん、BSも視聴できるお客様はBS料金も支払わないといけないので、「お得になる」ではなく、支払うならケーブルテレビを通しましょうとオススメするのは全く問題ありません。

NHKBSメッセージの消去方法

NHKBSは料金を支払っていない場合、画面の左下にメッセージが表示されます。
新たにBS契約した場合や、新たにテレビを購入した場合にはNHKに手続きが必要となります。

テレビにはB-CASカード、最近のテレビではA-CASというものがあり、TV毎に決められた番号が割り振られています。
NHKに、BS料金を支払っている世帯のTVを登録することによりメッセージが消去されます。
ですので、BS料金を支払っていてもTVを登録していない場合にはメッセージが出たままになります。

メッセージ消去の方法はネットからと、電話からの2種類です。
ネットは下記のリンクから出来ます。
NHKメッセージ消去と検索しても出てきます。

メールアドレスの認証|ステップ1|NHK受信料の窓口


電話の場合は以下の番号です。

0120-933-933
営業時間:9:00~20:00

メッセージ消去の際はTVのB-CAS、A-CAS番号の確認が必要です。
確認方法はTVのチャンネルをNHKのBSに合わせ、リモコンの青いボタンを5秒間長押しします。
すると、画面上に番号が表示されます。